派遣とパートどっちがいい?お得やメリット・デメリットの徹底比較!
雇用形態が多様化する労働市場において、一口に派遣とパートタイムの働き方と言っても「違いがわからない」「どっちがいいのかわからない」って人が大半ではないでしょうか?
とりわけ、派遣とパートタイムは主婦層に人気の雇用形態ですが、「どっちが得?」と聞かれても即答するのは困難です。
非正規社員の中でも、比較的ポピュラーな雇用形態である派遣とパートタイムにおいて、制度の違いやメリット、どっちが得かをこれから比較していきますね!
派遣との違いに納得!主婦がパートを選ぶメリットとは?
パートタイム労働者とは短時間労働者とも呼ばれ、1週間の所定労働時間が正社員と比較して短いことが大きな特徴であり、扶養内の主婦(主夫)層に支持されています。
アルバイトも正社員よりも短時間で雇用されていますから、パートタイム労働者とはどんな違いがあるのか、どっちが得なのか疑問に思いますよね。
実際のところ、パートタイムとアルバイトを比較しても、双方とも直接雇用なので違いはありません!
強いて言うなら、パートタイムは扶養内の主婦(主夫)層、アルバイトは学生といった切り分け程度のものなので、「どっちがいい」といった比較にはならないのです。
扶養内ならどっちが得?派遣から直接雇用のパートに乗り換える理由
パートタイム労働者の最大のメリットは、なんといっても短時間で働ける点であり、扶養内となるよう賃金がコントロールできます。
さらに、いくつかのパートタイムを掛け持ちできることも主婦(主夫)層から支持されている理由ですよね。
少子高齢化に歯止めがかかることは望むべくもなく、主婦(主夫)層においては育児だけでなく、高齢者介護の問題はさらにクローズアップされていく事でしょう。
本来であれば、行政によって介護施設の充実が図られるべきですが、現実的には、簡単に解決できる問題ではなく、結局、主婦(主夫)層が介護にあたらなければなりません。
そうなると、必然的にフルタイムで働くことは困難であり、派遣で働いていた人も途中でパートタイムに乗り換えざるを得ないという事になっていきます。
もちろん、今後、国や行政の力で改善されるとしても、それまで待てないのが現状ではないでしょうか。
その点、パートタイム労働者は直接雇用ですから、採用担当者と勤務時間や働く曜日・日数を交渉できるだけでなく、扶養内であれば掛け持ちも可能ですから、あなたの都合に合った働き方ができますよ。
派遣とどっちがいい?パートにおける福利厚生の充実度
一昔前までは「パートタイム労働者は福利厚生は利用できない」というのが一般的でしたが、同一労働同一賃金の考え方が浸透する中で大きな変化が出てきています。
というのも、法律の整備や企業努力によって、年次有給休暇はもちろん、介護・育児など主婦(主夫)層には不可欠な休暇制度も適用されるようになりましたから、派遣と比較しても遜色ないのが実情です。
ましてや、パートは直接雇用ですから会社によっては、内容について交渉することも可能ですから、福利厚生面だけで、派遣と「どっちが得か」を見極めることはできません。
また、厚生年金や社会保険といった、これまでは正社員や派遣しか加入できないと思われてきた共済制度も適用されますよ。
その背景には、職場の労働力不足解消に向けて短時間の労働力を補うことによって、正社員の勤務実態を改善したいという会社側の思惑もあります。
ただし、法律に定められていないものは、各企業の判断に任されているのが現状ですから、パートタイムにどういった福利厚生制度が適用されるのかは事前に確認しておくと良いでしょう。
パートと派遣の違いは働き方!扶養内なら掛け持ち可能
パートタイム労働者の多くは扶養内であるため、年間所得には細心の注意を払う必要がありますが、完璧にマッチングする職場はそう簡単に見つかるものではありません。
しかし、パートタイムであれば、扶養内の上限金額にマッチするよう、職場を掛け持ちして1日あたりの勤務時間や曜日別の出勤日数を増減することも可能なんです。
すなわち、扶養内で収まる理想の賃金となる働き方を選ぶことができるのは、直接雇用のメリットであり、派遣とどっちがいいのかを見極める際の参考としましょう。
パートとどっちがいい?派遣社員だけのメリットとは
派遣社員とは、人材紹介会社に希望する職種などを登録しておいて、働く職場が決まった時点で雇用契約を結ぶ働き方であり、原則、掛け持ちはありません。
一方、あらかじめ人材紹介会社に正社員として雇用契約を結んでおいて、随時、働く職場に派遣される雇用形態もありますが、パートとは異なり直接契約とはならないので注意が必要ですね。
派遣社員の大きな特徴は、実際に働く職場と労働者の間に人材紹介会社が存在することであり、パートタイム労働者との決定的な違いでもあるんです。
そのため、育児や介護から解放されてフルタイムで働けるようになると、パートタイム労働者から派遣社員に乗り換える人も少なくありません。
ただし、派遣の場合、フルタイムが基本ですから、旦那さんの扶養内だと年間所得の調整が必要になりますから注意しましょう。
パートとの違いはトラブル対応!派遣だと円満解決
職場にトラブルは付き物ですが、派遣社員の場合だと直接雇用ではありませんから、人材紹介会社が円満解決となるよう仲介に入ってくれるのは、メリット以外の何物でもありませんよね。
人材紹介会社と実際に派遣されている職場は、WIN-WINの関係にありますから、理不尽な対応に我慢するなんてことはあり得ないんです!
これが、パートタイム労働者だと、ある意味「個人商店」であり、非正規だと直接雇用であり立場が弱いので、泣き寝入りせざるを得ないといったデメリットも実際問題としてでてきます。
小さなことに感じるかもしれませんが、万一のトラブルがあっても、派遣であれば仲介してくれる会社があるので安心感につながりますよね。
直接雇用のパートではあり得ない!派遣なら会社探しは不要
派遣のメリットといえば、パートタイム労働者とは違い、「会社探し」といった煩わしい手続きが不要な点があげられます。
国全体が労働力不足であるといった事情から、求人数は増加傾向にありますが、その全てが「処遇が良い」「働きやすい」かといえば、必ずしもそうとは限りません。
パートタイム労働者は、基本的に直接雇用ですから、求人サイトやハローワークに掲載される膨大な求人情報の中から、自分に合った職種・勤務先を探さなくてはなりませんから「アタリ」「ハズレ」もありますよね。
その点、派遣であれば人材紹介会社が提携している企業に中から、あなたの希望に合った職種・勤務先を紹介してくれますから、煩わしい手続きは不要です。
派遣とパートのどっちを選ぶ?デメリットとメリットを比較
ここまで、派遣とパートタイムのメリットを紹介してきましたが、見方を変えればデメリットにもなることもあり、どっちが得なのか迷ってしまうところです。
例えば、パートタイムのメリットは、短時間で働く曜日を選べることや掛け持ちできることがですが、収入は安定しませんし、条件にあった職場を探すには苦労しますから、単純にどっちがいいとは言い切れません。
一方、派遣は仕事選びの煩わしさはありませんが、職種の幅は限られる上、扶養内でなくなる場合があるといったデメリットもありますから、どっちが得なのかは人によって違いますよね。
そこで、派遣とパートタイムはどっちがいいのか、そのメリットとデメリットについて具体的に比較していきましょう。
これだけ違う!派遣とパートはどっちが得なのか
主婦(主夫)層に人気の派遣とパートタイムの決定的な違いは雇用形態であり、置かれている環境や立場によって、メリットやデメリットが違ってきますから簡単にどっちがいいのかは決められません。
「派遣」もしくは「パートタイム」で働きたい人は、まずは、それぞれの雇用形態を理解することでどっちが得なのかを比較することが必要不可欠ですよね。
その上で、自分の置かれている環境や立場・希望などを勘案して、派遣とパートタイムでは、どっちがお得になるのかを比較して見極めれば、就職後に後悔することはありません。
働き方で決まる!メリット・デメリットから考える派遣とパートの選び方
派遣とパートタイムで悩んでいるなら、もう一度、あなたが仕事をする上で支障となることや取り巻く環境について整理してみましょう。
その上で、次のステップに沿って考えていくと、派遣とパートタイムのメリットやデメリットと、どっちが得なのかが明確になってきますよ。
まず、働く時間について、介護などで制約があるなら、断然、パートタイム労働者を選ぶ方がメリットがあるでしょう。
反対に、フルタイムで働くことが可能で、家計の収入アップが目的であるなら、派遣にメリットがあります。
オフィスワークが主となるので、経験値が求められるので、どっちがいいのか見極めなければなりません。
したがって、フルタイムが可能でオフィスワークの経験がないのであれば、人材紹介会社に希望する職種を相談しつつ、パートタイムに多いサービス業や軽作業などを求人サイトやハローワークで探すのがベターです。
掛け持ちOK!?パートタイム型派遣って何んだ?
「フルタイムで働けないけど、派遣の仕事に興味がある」「掛け持ちしてでも安定的にパートの仕事を探したい」という人もいるでしょう。
そういった人にオススメなのが、パートタイム型派遣といった新しい雇用形態になります。
文字通り、派遣とパートタイムのメリットを併せ持った働き方であり、人材紹介会社が短時間で働ける職場を紹介するもので掛け持ちもOKなのです。
職種もオフィスワークだけでなく、コールセンターや軽作業など多岐にわたりますから、派遣とパートタイムのどっちがいいか迷っている人も希望に沿った職場が見つかりますよ。
以前は紹介される会社が少ないといったデメリットもありましたが、徐々に解消されていますので、人材派遣会社などに問い合わせてみると良いでしょう。