葬式(告別式)やお通夜の日程!友引・仏滅などカレンダー・暦での決め方や法要の計算
あなたは、故人が亡くなってから、お通夜と葬式(葬儀・告別式)の日程の決め方をご存知でしょうか?
日程を決めると言っても、「お通夜や葬式(葬儀・告別式)はいつ行うのか?」
「葬式までの日程はどのように組めばいいのか?」「段取りや暦の関係はどうするのか」などを決めるにしても、葬儀のマナーに頭を悩ませてしまいますよね。
今回は、「お通夜」および「葬式(葬儀・告別式)」の日程に加え、法要の「日程の決め方と暦について」「中陰法要の計算の仕方」などを詳しく解説していきますよ!
お通夜や葬式(葬儀・告別式)の日程!友引・仏滅などカレンダー(暦)での決め方って!?
いざ葬儀を行うにしても慣習やマナーで気を遣うのは、お通夜・葬式(葬儀・告別式)などの日程の決め方です。
ここでは、お通夜と葬式(葬儀・告別式)の日程の決め方、葬儀後の「中陰法要日程」の計算の仕方を解説していきます。
葬式(葬儀・告別式)・お通夜の日程を大安・先勝・仏滅・友引にしてはいけないって本当!?
お通夜と葬式の日程は「大安・先勝・仏滅・友引」に関係なく、実際のところ葬儀は執り行えます。
しかし、葬儀には古くから続く「六曜の暦の慣習」があり、厳密に言えば、慣習的には大安・先勝・仏滅・友引の日程において、「お通夜」もしくは、葬式(「葬儀」「告別式」)のどちらか一方を執り行うことはできません。
お通夜・葬式(葬儀・告別式)の日程における六曜の暦の慣習とは、本来、友引と先勝の日を指しています。
一般的に友引の日は「凶事に友を引く」という日です。
しかし、葬儀に当てはめた場合、友引とは「不幸に友を引く日」という解釈になります。
そのため、友引における火葬を行う告別式の日は、「不幸に友を引く日」として縁起が悪く、友引の日程での告別式は慣習として避けられてきました!
先勝の場合、縁起の悪い日ではありませんが、友引の前の日になるので日程的に「お通夜」が執り行えない事になります。
六曜の暦の慣習からすると、先勝は「お通夜」を避ける日程ということになるのです。
残った大安と仏滅の日程に関しては、お通夜や葬式(葬儀・告別式)が執り行えないような慣習は本当はありません。
しかし、仏滅に葬儀はいかがなものかと考えている方もいるので、そのあたりは気持ちの問題と言えるでしょう。
お通夜・葬式(葬儀・告別式)の友引や仏滅など「六曜」における慣習に関しては、
>>「葬式の日取りで仏滅・友引は絶対ダメ?カレンダーや六曜による決め方!」
でさらに詳しく解説していますよ!
葬式に適した暦とは!?お通夜・告別式の日程の決め方!
ここからは、具体的なお通夜と葬式(葬儀・告別式)に適した日程の決め方をご紹介しましょう。
上記でも説明した通り、実際のところ暦に関係なく、どんな日程でもお通夜や葬式(葬儀・告別式)は執り行うことができます。
しかし、六曜の暦に則り、お通夜と葬式(葬儀・告別式)の日程を決める慣習があることも事実です。
そこで慣習に則った葬式に適した暦による、お通夜と葬儀・告別式の日程の決め方を解説していきます。
まず、お通夜・葬式日程を決める上で友引に葬儀・告別式が執り行えない理由を解説しましょう。
上記において、縁起が悪い為、友引に葬式(葬儀・告別式)は執り行わないと説明しました。
しかし、暦の良し悪しに関係なく、友引の日には火葬場が閉まるという慣例があります。
現実的な理由として、火葬場が閉まっていては告別式を執り行えません。
これが、友引の日に葬式(葬儀・告別式)が執り行えない本当の理由です。
また、友引を中心として友引前後の暦を見れば、友引前に当たる先勝では、慣例上、お通夜は執り行えません。
こちらも、翌日が友引になり、火葬場が閉まっていて葬式(葬儀・告別式)が執り行えないので、実際問題として通夜は執り行えません。
前述をふまえ、お通夜と葬式(葬儀・告別式)に適した暦の日程をご紹介します。
お通夜や葬式(葬儀・告別式)の日程を考える上で、実際問題、暦の良し悪しよりも、式場が確保しやすい日程を決めることをお勧めします。
友引の前中後は式場が混みやすく、式場の待ちが出る可能性があるでしょう。
友引の前中後を除く暦で見た場合、残るは仏滅・大安・赤口になります。
友引の前中後を除けば、比較的に式場も予約が取りやすく、火葬場も空いているため仏滅・大安・赤口がお勧めです。
ところが、赤口は六曜の中でも大凶日ですので、縁起も考慮すると火葬が大安に重なる仏滅・大安でお通夜と葬式(葬儀・告別式)の日程を組むのが一押し!
しかし、最近では火葬場を併設した式場も多く、友引に関係なくお通夜や葬式(葬儀・告別式)を執り行える式場も増えてきました。
六曜の暦の慣習に左右されず、お通夜と葬式(葬儀・告別式)を行いたい場合などは、葬儀社の方に相談してみるのも良いかもしれません。
お通夜や葬式後の法要日程の計算を詳しく解説!
葬式・お通夜後の法要日程って?計算や日程表をご案内!
日本では、お通夜と葬式(葬儀・告別式)の終わった後、初七日から四十九日まで「中陰法要」を七日ごとに執り行います。
故人の追善供養と冥福を祈り行うものですが、中陰法要の計算はご存知でしょうか?
ここからは、中陰法要の計算と、お通夜や葬式(葬儀・告別式)が終わった後の法要の日程表の解説を詳しく行います。
初七日(しょなのか)法要は、故人の「臨終を初日」と計算して、七日後に行う法要です。
次の七日後の、初日から計算して十四日後に執り行われるのが「二七日(ふたなのか)」
その次が「三七日(みなのか)」「四七日(よなのか)」「五七日(いつなのか)」「六七日(むなのか)」と続き、
初日からの計算で四十九日後が、「七七日(なななのか) 四十九日法要」で中陰(ちゅういん)が終わり忌明けとなります。
特に初七日、初日から計算して三十五日の「五七日(ごなのか)」、忌明けの四十九日は重要な中陰法要ですので、故人を手厚く弔うようにしてくださいね!
葬式後の法要の日程表の参考例!
中陰法要の、日程表のフォーマットの参考例となります。
法要の日程表を作る上での参考にしてみてください。
行事 | 日付 |
臨終 | 月 日 |
初七日 | 月 日 |
二七日 | 月 日 |
三七日 | 月 日 |
四七日 | 月 日 |
五七日(三十五日) | 月 日 |
六七日 | 月 日 |
七七日(四十九日) | 月 日 |
基本的に、お通夜や葬式(葬儀・告別式)が終わった後の、中陰法要の計算の仕方は、臨終から七日ごとに行います。
難しい計算はないので、こちらの表を参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
今回は葬式やお通夜の日程の決め方と、法要の計算について解説しました。
次のページでは、
>>「葬儀の流れ!?時間別の通夜・告別式から火葬の日程表【仏教・仏式】」
をお伝えしていきますね!