夫婦喧嘩の子供への影響とトラウマ!脳や将来にこれほどの悪影響が!?
夫婦喧嘩による子供へ与える影響は、想像以上に深刻だということをご存知でしょうか?
子供に対して悪影響があるとはいっても、夫婦喧嘩を避けながら暮らすのは困難ですよね。
夫婦喧嘩による悪影響や、その後のフォローや対処をどうすればいいかを、子供の為にも知識をもっておいた方が良いでしょう。
こちらでは、夫婦喧嘩による子供への悪影響とあわせて、フォローや対処をどうすればいいのかについて解説していきますね。
「夫婦喧嘩で仲直りできない原因と離婚前の解決法!」に関して、こちらのリンクページで解説していますのであわせてご覧ください!
夫婦喧嘩は子供にどんな影響がある!?「暴力的になる」「精神疾患」などの悪影響とは!
子供の前で夫婦喧嘩をしてしまうと、「悪影響がありそう…」と心配になりますよね。
夫婦喧嘩によって、子供に感じさせるストレスなどの影響は、大人が思うよりも深刻なのです!
初めに、夫婦喧嘩による、子供への精神面の影響から解説していきますね。
絶えない夫婦喧嘩のストレスで子供が暴力的に!
夫婦喧嘩によって、子供がストレスに晒され続けた場合、暴力的になる傾向が強いと言われています。
夫婦喧嘩が日常的に絶えないといった家庭の子供は、「暴力や暴言が社会の常識」だと刷り込まれたまま成長していってしまうのです。
そして、夫婦喧嘩のストレスで乱暴になった子供は、怒りなどの感情に任せて、何でもかんでも暴力にて解決しようとします。
夫婦喧嘩の影響によって、子供が高校生くらいの思春期に成長してから、暴力的になるケースもよく見受けられるのです。
とりわけ、暴力的な夫婦喧嘩を、日常的に子供にさらしてしまっている家庭は赤信号であると振る舞いを改める必要がありますよ!
夫婦喧嘩のトラウマにより子供の自己肯定感が欠如する
夫婦喧嘩のトラウマによって、子供の自己肯定感が欠如してしまうことも考えられます。
自己肯定感とは、自分自身を大切な存在として認める事ができる心理状態のことです。
夫婦喧嘩で悪影響を受けながら成長した子供は、この自己肯定感が育まれません。
自己肯定感が育まれないと、子供は「笑う」「喜ぶ」などの感情を表に出せなくなります。
夫婦喧嘩が原因で、子供が消極的になって、笑う・喜ぶなどの感情を表現できなくなることは悲しいことですよね。
夫婦喧嘩のストレスやトラウマによる子供の精神疾患とは?高校生くらいの思春期まで続く!?
夫婦喧嘩のストレスによって、子供に頭痛や腹痛・不眠などの辛い症状があらわれてしまう場合もあるのです。
夫婦喧嘩が絶えないと、高校生くらいの思春期になって、過食や拒食、自傷行為をするなど、子供の症状がさらに深刻になるといったことも起こります。
夫婦喧嘩による辛い精神疾患が、高校生くらいの思春期になっても治らず続く場合は注意が必要ですよ。
精神疾患の中でも、怖いのがPTSD(心的外傷後ストレス障害)です。
夫婦喧嘩のトラウマがフラッシュバックしてしまい、呼吸困難などの突発的な症状があらわれてしまいます。
精神的悪影響だけじゃない!夫婦喧嘩のストレスによる子供の脳などへの身体的悪影響とは?
夫婦喧嘩のトラウマやストレスによる悪影響は、精神的なものだけではありません。
夫婦喧嘩のストレスによって、子供の体や脳などに身体的悪影響を及ぼす危険性もあるのです。
絶えない夫婦喧嘩の影響で子供の脳が萎縮!
絶えない夫婦喧嘩でストレスを受け続けると、子供の脳は萎縮するとされています。
子供の脳が萎縮すると、学習能力が低下したり、感情をうまくコントロールできないという症状があらわれることもあるでしょう。
脳への悪影響によって、感情をコントロールできない局面が続くと、子供が乱暴な性格に育ち、まわりに暴力をふるって問題を起こすようになります。
子供の脳が萎縮すると聞くと、とても怖く感じますよね。
子供にとって夫婦喧嘩というものは、脳に影響が起こるほど辛いことなのです。
子供の思春期の身体的成長が夫婦喧嘩の悪影響で阻まれる!?
夫婦喧嘩による悪影響は、子供の脳の萎縮だけでなく、身体的成長にまで及ぶこともあります。
夫婦喧嘩のストレスによって、子供が不眠になると、成長ホルモンの分泌が低下してしまうのです。
成長ホルモンが分泌されにくくなると、子供の身長が伸びにくくなったり、太ってしまうこともあります。
夫婦喧嘩の後の子供への対処やフォローはどうすればいい?「八つ当たりをしない」「スキンシップ」「離婚」など悪影響を与えない方法!
夫婦喧嘩を見せてしまった後、子供への対応やフォローをどうすればいいか迷うこともありますよね。
また、夫婦喧嘩後に、子供に八つ当たりをしてしまったという経験があるという方も多いでしょう。
夫婦喧嘩後に、子供に八つ当たりをしてしまうと、自己嫌悪に陥りますよね。
子供に、夫婦喧嘩による悪影響やトラウマ与えないためには、フォローや対処の仕方がとても大切です。
夫婦喧嘩の辛いストレスで子供に八つ当たりをしないこと!
夫婦喧嘩後に、最もやってはいけない対応が子供への八つ当たりです。
夫婦喧嘩でストレスを感じ、辛い境遇にいる子供は、八つ当たりをされて、強い失望感をさらに受けてしまいます。
悪影響を与えないためには、夫婦喧嘩でイライラしていたとしても、決して子供に八つ当たりはしないようにしましょう。
八つ当たりしそうになった時は、子供から距離を置いて、頭を冷やすことも大切ですよ。
夫婦喧嘩後に仲直りした姿を子供に見せてフォローすること!
夫婦喧嘩後は、夫婦で笑う姿など仲直りした様子を子供に見せて、安心させてあげる対応がベストです。
夫婦喧嘩によって辛いストレスを感じた子供も、仲直りした様子を見て心が穏やかになります。
たくさん夫婦喧嘩をしたとしても、その度に仲直りして仲のいい姿を見せて対応していれば、子供もストレスを比較的感じずに済むでしょう。
夫婦喧嘩後は子供とスキンシップをとって対応しよう!高校生くらいの思春期の子供とは会話をして!
夫婦喧嘩後、対応やフォローをどうすればいいかと悩むよりも、まずは悲しむ子供を抱きしめてあげましょう。
子供は、夫婦喧嘩によってストレスを感じ、辛い状態になっています。
抱きしめてスキンシップをとるだけでも、子供は安心する事ができますよ。
高校生くらいの思春期の子供の場合は、ことさらフォローや対応をどうすればいいか難しくなりますよね。
高校生くらいの思春期の子供も、夫婦喧嘩の後は安心させてあげる事が大切です。
抱きしめることはできなくても、高校生くらいの思春期の子供であれば、会話でふれあいができますよね。
夫婦喧嘩の理由や、どう解決したかを言葉で伝えてあげるだけでも、高校生くらいの子供は安心できるはずですよ。
どうしても夫婦喧嘩が絶えないという時は!子供の将来を考慮して離婚する?
夫婦喧嘩後の対応やフォローを、どうすればいいかきちんと考えたとしても、夫婦喧嘩が絶えないと意味はありませんよね。
夫婦喧嘩がいかなる手段をもってしても絶えないといったケースにおいては、子供への悪影響を考慮して離婚するというのも1つの手段です。
離婚をすると、夫婦喧嘩は必然的になくなりますよね。
あまりにも夫婦喧嘩が絶えないといったケースでは、フォローをどうすればいいかと悩むのではなく、離婚して解決するという方法もあるのだと頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
とりわけ、子供に八つ当たりをしてしまう場合は、夫婦で真剣に話し合う必要がありますよ。
ただし、離婚が子供にさらなるトラウマを与えてしまう可能性もあります。
子供に悪影響を与えないためにはどうすればいいのかを、離婚も視野に入れながら、夫婦できちんと考えてみましょう。
すでに、子供に夫婦喧嘩による悪影響がみられる場合は、最終手段として離婚という選択肢もあるという程度の心持ちでいることをおすすめします。
「仲裁に入る」「笑う」など!夫婦喧嘩でトラウマやストレスを抱えた子供のサインとは?
仲裁に入ったり、泣くなど、夫婦喧嘩を見た時の子供の反応には個人差があるでしょう。
夫婦喧嘩で子供が見せる反応の中には、危険なサインもあるのです!
子供が夫婦喧嘩を見た時に、普通とは違う反応を見せた場合は注意してフォローや対処をする必要があります。
夫婦喧嘩を見ても子供が泣くことなく「笑う」ようになるのは危険信号!
子供が夫婦喧嘩を見ると、泣くという反応を見せる事が多いものですよね。
泣くことで、ストレスを発散したり、感情を表現しようとするのが子供の純粋な反応といえるでしょう。
しかし、子供が夫婦喧嘩にトラウマを抱えている場合、泣くのではなく、黙り込んだり、反対に笑うことで気持ちを落ち着けようとするケースもあります。
泣くのをやめて、笑うことで落ち着こうとするのは、子供のストレスが限界で、気持ちが正常に機能しなくなっている状況といえるでしょう。
夫婦喧嘩を見て泣くなど、子供の反応が普通であれば大きな危険はないのですが、泣かずに黙り込んだり、笑うような表情を見せ始めたら細心の注意が必要です。
子供が泣くというような普通の反応ではなく、笑うなどの危険なサインを見せ始めたら、最後の打ち手として離婚を考える必要も出てきます。
夫婦喧嘩が辛いからと子供が仲裁に入るようになると危険!
夫婦喧嘩の時に、子供が仲裁しようとするのはもっとも危険な状態といえるでしょう。
子供にとって、夫婦喧嘩の仲裁に入るのはとても怖く勇気のいる行動です。
怖くても仲裁しようとするのは、「もう夫婦喧嘩は見たくない」という、子供からのメッセージといえるでしょう。
泣くこともせず、仲裁しようとする子供に対し、親は「大人だな」と感じがちですが実際は違います。
泣くのではなく、仲裁に入る子供ほど、夫婦喧嘩に対するストレスが限界に達しているのです。
辛い感情を持ちながら、子供が夫婦喧嘩の仲裁をしているのだということを理解し対応しましょう。