結納の挨拶?略式結納と食事会の挨拶・口上の例文や流れが丸わかり!
ご結婚が決まったお二人、おめでとうございます。
いよいよ、結婚に向けての準備が始まりますね!
結婚準備の中でもスタートにあたる「結納」ですが、どんな風に行うのか知らない!という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、当日の結納の挨拶の例文や流れについて詳しくご案内していきますね。
これを見れば結納の挨拶が丸わかり!
結納を行う際には、結納独特の決まり文句を使用して儀式を執り行います。
決まり文句があるとはいえ、昔ながらの言い回しが多く、難しいと感じられる方も多いですよね。
どんな挨拶・口上があるのかも、この後ご紹介していきます。
まずは、結納を行う際の、新郎と新婦のお父様の役割についてご紹介していきましょう!
結納の挨拶での「新婦の父」と「新郎の父」の役割!
結納は、「新婦の父」と「新郎の父」が役割を担い進めていく儀式です。
それぞれのお父様の役割をご説明していきますね。
【新郎の父】⇒ 司会・進行担当 …「挨拶・口上全般」
【新婦の父】⇒ 新婦側代表 …「品物の受け取りや受け取る際のお礼の挨拶」
それでは、新郎のお父様が不在の場合、新婦のお父様の役割についてはどのような役割分担となるのでしょうか?
【新郎】もしくは【新郎母・新郎親族】⇒ 司会・進行担当 …「挨拶・口上全般」
※料亭やレストランの会場スタッフにお任せができる場合もあります。
【新婦の父】⇒ 新婦側代表 …「品物の受け取りや受け取る際のお礼の挨拶」
新郎の父が不在の場合でも、新婦の父が司会・進行を担当することはありません。
結納は、新婦をお嫁にもらいますといった儀式でもあるため、お嫁を出す側の新婦のお父様が、進行役を務めることは、まず ありませんので注意してくださいね!
結納での挨拶や口上で意外と知らないルールとマナー!
結納は昔からの伝統を守った儀式です。
そのため、「こんなルールとマナーがあるの!?」といったものもありますので結納を行う際は気をつけるようにしてください!
■結納の始まりの挨拶から終わりの挨拶までは、口上以外の言葉は交わさない。
厳密に言うと、結納が行われる会場に足を踏み入れた瞬間から言葉は交わさないと言われています。
結納を新婦側のご自宅で行う場合も、「本日はよろしくお願いいたします、床の間をお借りします」以外は会話をしないのがルール!
会話をしないのは、厳粛は雰囲気の中で結納を行うためといわれています。
■結納の挨拶は、忌み言葉、繰り返しの言葉は用いない
結納の挨拶は決まり文句があるとお話しをしましたが、自分の言葉に言い換えて話しをすることも間違いではありません。
言い換える際には、忌み言葉「切れる」「終わる」、繰り返しの言葉「重ね重ね」「いよいよ」などを用いずに言い換えをしてください!
結納の挨拶の流れ!正式結納と略式結納とは?
結納には、正式結納と略式結納があります。
正式結納とは、お互いの仲人が新郎新婦の家を行き来し、結納品を納めるという形式のもの。
また、その際両家の親同士は顔を合わせることもないのが、この結納の最大の特徴!
お互いの家を行き来するため、両家が離れている場合は時間とお金がかかることから、最近では正式結納を行う方はほとんどいません!
現在、主流になっているのは略式結納といって、両家が直接顔を合わせて行う結納のスタイルで、今回、説明をしていくのも略式結納の挨拶になります。
結納の挨拶の流れ【略式結納】
当日の結納の流れをみていきましょう。
■全員が席に揃った段階ではじめの挨拶
■新郎側から新婦側へ結納品を渡す
■新婦側は結納品の目録を確認し受書を渡す
■新婦側から新郎側へ結納品(結納返し)を渡す
■新郎側は結納品の目録を確認し受書を渡す
■締めの挨拶
目録と請書という単語がでてきますが、目録とは結納品を箇条書きに記したもの。
請書とは、結納品の受領書のようなもののことです。
詳しくは、こちらの「」のページに説明があります!
結納の挨拶と口上 略式の場合の例文と流れ!
ここからは、略式結納での当日の挨拶・口上についての例文と流れをご紹介していきましょう。
■全員が席に揃った段階ではじめの結納の挨拶の例文【新郎の父】
「〇〇様と息子の〇〇との縁談をご承諾くださいまして感謝申し上げます。」
「これより結納の儀を執り行わせていただきます。」
■新郎側から新婦側へ結納品を渡す挨拶の例文【新郎の父】
「これは〇〇(家)からの結納品でございます。
幾久しくお納めください。」
■新婦側は結納品の目録を確認し受書を渡す挨拶の例文【新婦の父】
「ありがとうございます。
ご結納品、幾久しくお受けいたします。」
「〇〇(家)からの受書でございます。幾久しくお納めください。」
■新婦側から新郎側へ結納品(結納返し)を渡す挨拶の例文【新婦の父】
「これは〇〇(家)からの結納品でございます。
幾久しくお納めください。」
■新郎側は結納品の目録を確認し受書を渡す挨拶の例文【新郎の父】
「ありがとうございます。ご結納品、幾久しくお受けいたします。」
「〇〇(家)からの受書でございます。幾久しくお納めください。」
■結納の締めの挨拶の例文【新郎の父】
「本日はありがとうございました。
おかげさまで無事に結納を収めることができました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
■結納の締めの挨拶を受けて【新婦の父】
「こちらこそ、ありがとうございました。
今後とも末永くよろしくお願いいたします。」
独特の言い回しが多いですが、「幾久しく(いくひさしく)」だけでも覚えておくと、結納が厳粛な雰囲気になりますよ。
結納後の食事会での挨拶や乾杯は誰が行うの!?
結納が終わると次は、食事会!
結納は20分程で終了してしまうため、両家の家族の親睦が深まるのは結納後のお食事会です。
結納後の食事会はどう進めるのか、乾杯や挨拶は誰がするのかもここで紹介していきますね!
結納後の食事会!乾杯と挨拶の進め方
結納が結びになると、いよいよ食事会のスタートです!
食事会の時間としては、2時間30分から3時間程の時間になります。
この間の大まかな流れをご紹介していきましょう。
結納終了後、改めて両家が集まったところで
■新郎から乾杯前の挨拶
■乾杯の発声
■会食スタート/歓談
■締めの挨拶
結納食事会での乾杯と挨拶の例文紹介!
結納後の食事会とあって、なるべく、きちんとする場面は間違ることなく行いたいものですよね。
ここでは、結納後の食事会での乾杯・締めの挨拶の参考になる例文をご紹介していきます。
結納後の食事会での「乾杯前の挨拶」の例文
食事会のスタートは新郎から簡単に挨拶をするのがいいでしょう。
「本日はありがとうございました。
今日、この日があるのは両親のおかげと心より感謝しております。
これから頑張って幸せな家庭を築いていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
ここでの挨拶のポイント
■本日のお礼
■自分の親への感謝の気持ちを伝える
■新婦両親へ「新婦を幸せにします!」との気持ちを伝える
この3つのポイントを守ってお話しください。
乾杯の発声の例文
新郎本人が行うか、新郎のお父様にお願いをするのがいいでしょう。
「両家の良き日を祝して乾杯」
と発声していただくのがいいでしょう。
乾杯の方は両家で事前に決めておいてください!
結納食事会の会食スタート
会食会では、結納で緊張した分なるべくリラックスした雰囲気を作るように心がけるといいでしょう。
二人の小さい頃の話しや、趣味の話しや、結婚式の打合せなど。
両家で顔を合わせる機会はなかなかないので、ここで親睦を深めておくことをおすすめします。
結納後の食事会の締めの挨拶の例文
新郎もしくは新郎のお父様より
「本日は誠にありがとうございました。
無事に結納・両家の顔合わせも済ますことができました。
今度ともお付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。」
結納後の食事会では、初めて親族が顔を合わせることがほとんどですので、ぜひ事前に話題を決めておくといいでしょう。
例えば、新郎新婦二人の幼い頃のアルバムを持ち寄るなど、準備をしていくのもおすすめです!
「結納はやり方がわからないし難しそう!」
と敬遠しがちの方も多いと思いますが、流れや挨拶・口上をある程度覚えてしまえば当日は問題なく進んでいきます。
また、何よりこの厳粛な雰囲気の中で婚約を正式なものにしていく儀式は、これから先も二人だけではなく、両家の両親の思い出にも残る大切な一日となります!