披露宴での乾杯の流れやマナーと上司や友人・先輩による挨拶の例文!
結婚式にお呼ばれして 披露宴において乾杯の挨拶を依頼されたら、楽しみでありつつも、どんなことを話そうか気持ちが落ち着かないですよね。
結婚式での乾杯の挨拶とは、「披露宴における始まりの合図」です。
乾杯の挨拶をかっこよくキメて、披露宴のスタートを盛り上げたいですよね。
披露宴において、乾杯の挨拶に抜擢されるのは、新郎新婦からの絶大な信頼があるからこそです。
こちらでご紹介する例文などを参照し、乾杯の挨拶を自身の筋書き通りに進行させて、披露宴を盛り上げましょう!
そこで、披露宴における乾杯の挨拶についてのマナー、また、上司や先輩・友人…etc.立場別に例文をご紹介していきますね。
披露宴において主賓の祝辞のあとの乾杯の挨拶は重大!?流れやマナーをつかもう!
結婚式の楽しみの一つは、披露宴において振舞われるお食事やお酒ではないでしょうか?
そんな楽しみの前にどんな演出があったか思い出せますか?
披露宴において、主賓の方がエピソードを交えながら祝辞を述べてから、乾杯の挨拶を別の参列者がされますよね。
披露宴における「主賓の祝辞」と「乾杯の挨拶」は、タイミングが近いので混同していませんか?
主賓の祝辞は、今までの思い出などエピソードをお話され時間を長めに取りますが、乾杯の挨拶についてはコンパクトに抑えましょう!
また、披露宴における乾杯は、挨拶をしてお食事という流れになるので、結婚式の様々なシーンの中でも ひときわ注目を浴びる場面です。
そうした注目場面でかっこよくキメて、新郎新婦が満足する披露宴の始まりを提供したいですよね。
そこで、まずは、披露宴での乾杯の挨拶におけるマナーや流れなどをご紹介していきましょう。
披露宴における乾杯の挨拶にて心得ておきたいマナーや注意ポイントとは?
お呼ばれした披露宴において、乾杯の挨拶がどんなものだったか思い出せますか?
意外と詳細まで記憶には残っていないものですよね。
そこで、披露宴での乾杯の挨拶における、マナーや注意ポイントをご紹介します。
披露宴において「乾杯!」とグラスを合わせる前、親族やその他の参列者が、挨拶に耳を傾けて始まりの合図を待っています。
披露宴のスタイルによっても異なりますが、参列者がグラスを用意して、立って乾杯の発声を待っているパターンも多く見受けられますよね。
新郎新婦、そして、参列者全員が目の前のドリンク、お食事を待っていることを念頭に、乾杯の挨拶については端的に済ませましょう。
乾杯の挨拶の前に、主賓が祝辞を述べるスタイルが一般的です。
主賓の祝辞は、エピソードを交えて、長いと15分くらい時間を取ることになります。
そのあとのシーンである「乾杯の挨拶」についても、主賓と同等の時間を取ると、正直みんな疲れるでしょう。
それゆえ、乾杯の挨拶においては、充実した披露宴を進めてもらうためにも可能な限り端的に、そして、時間としては1~2分に抑えましょう。
結婚式は、新郎新婦である お2人の新しいスタートをお祝いする場ですよね!
鬱々たる事柄は避けて、喜ばしい盛り上がるお話を選びましょう。
披露宴において、乾杯後というのは結婚式のムードや全体的な緊張感も和らぎ、親族とゲストも盛り上がる場面です。
そのため、生き生きとした元気のある挨拶を心掛けましょう。
披露宴における乾杯の挨拶に限ったお話ではないのですが、結婚式において留意するべき点は「忌み言葉や重ね言葉」を使用しないことです。
忌み言葉や重ね言葉を使用しないことは、結婚式における基本マナーになりますので、後程ご紹介していきますね。
披露宴での挨拶後の乾杯のアナウンスを、参列者全員へ伝わるように心がけましょう。
いつ「かんぱーい」の発声があったのか、皆 分からずバラバラで乾杯になるなんて寂しいですよね。
乾杯の挨拶後、「ご唱和下さい」と披露宴会場の参列者全員を自分に注目させましょう。
そうして、「乾杯!」と発声後、新郎新婦や参列者がドリンクを飲んだことを確認したら「おめでとうございます」と締めくくります。
時間の限られた披露宴での乾杯の挨拶はどういう構成にするべき?
披露宴における乾杯の挨拶について、構成はどういう形にするべきか戸惑いますよね。
披露宴での乾杯の挨拶に決まりはないのですが、基本構成に関しては把握した上で、自身のオリジナリティーを出せるといいですね。
先述しましたが、披露宴については時間も限られているため、コンパクトに乾杯の挨拶については納めましょう。
乾杯の挨拶の時間をコンパクトに納めつつ、基本構成を念頭に、祝福の想いをしっかりと伝えられるのが理想ですよね!
そこで、披露宴における乾杯の挨拶についての構成をご紹介しましょう。
後ほど、基本のものから、乾杯の挨拶をする人物別の例文まで ご紹介していきますね。
披露宴における乾杯の挨拶について留意する「忌み言葉」や新郎新婦に前もって確認すべきこと!
披露宴に限らず、結婚式や二次会など婚礼の全体にかかわることですが、挨拶をする際の注意点は「忌み言葉」や「重ね言葉」を使用しないことです。
また、新郎新婦の思い描く披露宴における乾杯というものがあるかもしれませんので、事前にお2人に希望などがあるか相談しておきましょう。
披露宴での乾杯の挨拶において忌み言葉などを使わないように言葉選びに注意を払おう!
結婚式全体でのお話ですが、「忌み言葉」や「重ね言葉」を使用しないことに注意を払いましょう。
披露宴にて乾杯における挨拶の時に、気を付けるべきと分かっていながらも、いざ考え出すと何が「忌み言葉」「重ね言葉」なのか混乱してしまいますよね。
忌み言葉や重ね言葉は、日常生活では意識せずに飛び交っています。
そこで、日常生活で頻繁に使う「忌み言葉」や「重ね言葉」をご紹介しますね。
・別れる ・離れる ・切れる ・壊れる ・捨てる ・去る ・消える ・なくす ・流れる ・破れる
・苦しい ・悲しい ・色あせる ・忘れる ・滅びる ・しめやかに
・重ね重ね ・たびたび ・しばしば ・次々 ・再び ・戻る
上記で挙げた忌み言葉や重ね言葉を見ると、日常で何げなく使う言葉が多いですよね。
やはり、披露宴での乾杯の挨拶においては、上記でご紹介したような注意点も多いため、ぶっつけ本番ではなく、これからご案内する例文などを参考に前もって原稿を用意しましょう。
前もって確認しよう!披露宴の雰囲気や新郎新婦が話してほしくないエピソード?
披露宴における重要なシーンである乾杯の挨拶は、信頼されているからこそ頼まれます。
披露宴は、新郎新婦にとっては人生で一度きりのことですので、乾杯も期待通りの挨拶にしたいものですよね。
披露宴での乾杯の挨拶において期待に応える上でも、新郎新婦のお2人に事前に確認しておいたほうが良い事項をご紹介します。
長い付き合いの友人などの場合でも、勘違いして新婦(新郎)の名前を覚えていたなんてことがあり得ます。
上司や叔父さんなどは、恋人の話を普段から聞く機会は多くないでしょう。
招待状などで名前を確認して、披露宴にて乾杯の挨拶をすると、誤った読み方をしてしまったなんてこともあり得るかもしれません。
披露宴でのスタートの場面で、誤った新郎新婦の名前を呼んでしまったら、せっかくの乾杯の挨拶も台無しです。
そうした過ちを起こさないためにも、新郎新婦ご本人に、名前の読み方を再確認しておきましょう。
新郎新婦は結婚式において、テーマを設定していたり、希望の雰囲気のイメージを持っています。
そうした場合に、何をテーマにしているのか、雰囲気は「活気あり笑いあり」または、「まじめに厳か」など確認しておけば、披露宴における乾杯の挨拶について、新郎新婦の思い描く希望に近づけるでしょう。
乾杯の挨拶においては、とにかく、新郎(新婦)を褒めることがポイントです。
また、参列者のほとんどが知らない、自分と新郎(新婦)とのエピソードについてお話するのも良いでしょう。
「自分はユニークでいいかな」と感じていることでも、新郎新婦お2人の立場で披露宴における乾杯の挨拶という場面では話さないでほしい事柄があるかもしれません。
そのため、話さないでほしいエピソードの有無を確認しておきましょう。
また、新郎新婦は披露宴において、ゲストを喜ばすために様々な演出を予定しているので、乾杯の挨拶でもらえる所要時間を、お2人に直接聞いておくことをおすすめします。
披露宴における乾杯の挨拶の例文!上司や先輩・友人代表など色んなパターンをご紹介
披露宴での乾杯についての流れを先述しましたが、ご自身の挨拶のイメージは湧きましたか?
乾杯の挨拶について、所要時間や構成などをつかんだら、実際に、披露宴において話す文章作りですね!
新郎新婦との関係性によっても、お話するエピソード内容に違いがあるでしょう。
また、結婚式の種類が家族婚など親族のみの場合なども増加傾向にあるため、披露宴の規模によっても乾杯の挨拶において話す事柄は変わりますね。
ここでは、主賓である会社の上司や、友人などを招待した披露宴の場合の乾杯の挨拶についてご紹介していきましょう。
会社の代表として新郎(新婦)の上司の立場での例文!披露宴での乾杯の挨拶においてのエピソード内容に要注意!?
結婚式の披露宴において、主賓の挨拶もそうですが、乾杯の挨拶についても一番指名が多いのが会社の上司ではないでしょうか?
披露宴における乾杯の挨拶で大切なのは、上司らしく堂々と構えておくことです。
しかし、仕事上は上司という立場ですが、披露宴においては、お2人を祝う場に花を添える立場であることを忘れないでくださいね。
従って、披露宴において乾杯の挨拶のエピソードにも十分に注意を払いましょう。
新郎新婦を仕事同様、部下に対しての上から目線での姿勢ですと、エピソード内容が親族からは、「けなしてるの?」と捉えられてしまう可能性も無きにしもあらずです。
【披露宴での上司としての乾杯の挨拶の例文】
ただいま、ご紹介に預かりました新郎○○さんの上司の△△と申します。
僭越ではございますがご指名により、乾杯の音頭を取らせていただきます。
まず、新郎○○さん、新婦△△さん、ご結婚誠におめでとうございます。
ご両家、ご親族の皆様方におかれましても心よりお慶び申し上げます。
新郎○○さんは、○○○○年に当社に入社をし、上司という立場で○○さんの成長を姿を近くで見させて頂きました。
右も左も分からない新人を経て、今では大きなプロジェクトを任されるリーダーにまで成長しました。
プロジェクトでは、常日頃チーム一丸となるために周りへの配慮を怠らず、上手に引っ張ってくれています。
○○くんの仕事に対する姿勢・センスは、上司である私でさえも学ぶところが多く、とても頼りにさせて頂いております。
そんな彼の心をつかんだ新婦△△さんは、大変 素晴らしい女性なのだと思います。
そして、お2人の笑顔がまわりを明るい気持ちにさせてくれる魅力を持っていて、そんなお2人なら末永く幸せな家族になれると確信しました。
○○さん、△△さん、今後もその素敵で明るい笑顔を絶やさず、幸せで周りの人達に慕われる家庭を築いていって下さいね。
それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和お願いします。
新郎新婦の末永い幸せと、ご両家 ならびに ご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念致しまして、乾杯!
先輩の立場だからこそ披露宴でかっこよく決めたい!後輩への乾杯の挨拶のおすすめの例文
学生時代や社会人生活での先輩後輩の関係で頼まれたら、披露宴でどんな乾杯の挨拶をしたら満足してもらえるか悩みますよね。
かわいい後輩のために、かっこよく乾杯の挨拶をキメて、先輩として良い披露宴のスタートを提供したいところでしょう。
立場も先輩ということで、会社の上司ほど固くなく、友人ほどフランクにならず、披露宴の乾杯の挨拶を成功させたいものですよね。
それでは、披露宴において、先輩のあなたにおすすめの乾杯の挨拶についての例文をご紹介しますね。
【披露宴で先輩の立場での乾杯の挨拶の例文】
ただ今ご紹介に預かりました、新郎○○さんと同じ大学で先輩後輩の間柄になります●●と申します。
多くの諸先輩方が列席されている中で、僭越ではございますが乾杯の挨拶をさせていただきます。
まず、新郎○○さん、新婦△△さん、ご結婚誠におめでとうございます。
ご両家のご家族様におかれましても心よりお慶び申し上げます。
新郎○○さんとは、同じ大学の部活で共に朝から晩までハードな練習を共にしてきました。
卒業後も時間が合えば一緒に飲みに行き、親しく交流させていただいております。
いつも通り飲みに行ったときに、「彼女ができた」とすごく嬉しそうに話してくれた○○の幸せそうな顔は今でも鮮明に覚えています。
元々、新郎○○さんは口数が多いほうではないですが、彼女の話になると聞いてもいないのに、馴れ初めや「デートはどこへ行った」など自らたくさん話をしてくれ、幸せオーラを会うたびに感じていました。
そんな大好きな新婦△△さんへのプロポーズが成功したことも報告してくれ、私も自分のことのように嬉しかったことを覚えています。
本日は、飲み会の席で新婦△△さんの話をしてくれる時よりも、さらに幸せオーラが出ていて、そんな新郎○○さんをすぐそばで見れることを光栄に思います。
新郎○○さん、新婦△△さん、本日は本当におめでとうございます。
それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和お願いします。
新郎○○さんと新婦△△さんの船出と、ご両家の皆様、また、ご列席の皆様のご多幸をお祈り致しまして、乾杯!
友人代表の披露宴の乾杯の挨拶!エピソード選びには気を付けて…
披露宴の乾杯の挨拶に友人代表として頼まれたあなたは、盛り上げ上手でかなり信頼が厚いんでしょうね!
新郎・新婦の友人だからこそのエピソードがたくさんあるでしょう。
友人だからこそ、他の参列者が知らない一面を知っていたり、思い出話もあるでしょうが、披露宴の乾杯の挨拶なので内輪のネタに終始することがないように注意しましょう。
【披露宴において、友人の場合の乾杯の挨拶の例文】
ただいま ご紹介に預かりました、新郎○○さんの友人の●●と申します。
諸先輩方もいらっしゃる場で僭越ではございますが、乾杯の挨拶をさせていただきます。
新郎○○さん、新婦△△さん、本日は誠におめでとうございます。
○○さんとは、家が近く小学校からの友達で、中学校・高校と同じ学校に通いました。
中高と同じサッカー部に入部したので、学校の行き帰りもずっと一緒で、高校では1日も休まず2人で皆勤賞を取りました。
サッカー部では毎日のハードな練習も共に乗り越え、一緒にレギュラーを勝ち取りました。
レギュラーになれたのは、○○の存在が大きく、良い刺激をもらいながらお互い切磋琢磨、部活に力を注いでこれたからです。
○○は私の大切な戦友です。
そんな戦友と、大学はお互い県外へ行ったので、4年間は連絡もほとんど取らず、社会人になるときに地元に戻ってきてからは中高の頃に戻ったかのように暇さえあれば一緒に出掛けました。
暇さえあれば一緒に遊んでいたので、彼女ができたら報告してくれるだろうと思っていましたが、全く彼女の話をすることもなかったので、ずっといないものだと思っていたんです。
ある日、いつものように飲みにいくと、○○の隣に△△さんがいて、唐突に「結婚する」と報告されました。
私も心の準備ができていなかったので、嬉しさ半分、言葉で表現しにくい嫉妬のような寂しさがあったのを覚えています。
しかし、何よりも2人がお似合いで、大事な戦友がとても幸せそうだったので、次第に喜びに変わっていきました。
また、△△さんと話すうちに、すごくしっかり者で素敵な女性だと分かり、○○を任せられるのは△△さんしかいないと感じました。
△△さん、○○のことをこれからよろしくお願いします。
それでは、ご唱和下さい。
お2人の永遠の幸せと、ご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念致しまして、乾杯!
大人数の前で1人、お話をするなんて緊張することでしょう。
しかし、こんなおめでたい場面で、1人注目されてお話する機会は滅多にないものです。
抜擢されたことに自信を持ちながら、ご自身でも人前で挨拶をする時間を楽しんで下さいね。
頑張ったあとには、おいしいお食事と飲み物、そして、新郎新婦の満足したお顔が見れること間違いなしでしょう!
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叔父など親族や親・新郎による披露宴での乾杯挨拶の例文!グラスやカンペの準備についてご案内しますね!