結納返しのタイミングっていつ!?略式との違いや目録・セット等の準備物!
結納返しに必要なセットや品物の準備は出来ましたか?
「結納返しには、何を準備したらいいの!?」「行うタイミングっていつなの!?」など、何から用意をすればいいのかわからずに頭を抱えてしまいますよね。
こちらでは結納返しを行うタイミングやマナー、目録・セットなどの準備しなければならないものや略式との違いなどについてご紹介していきましょう!
結納返しとして おすすめしたい品物ランキングや包装の仕方、現金を用意する際の相場や封筒の書き方に関しては、
「結納返しの相場や品物ランキング!のしや風呂敷など包装方法と封筒の書き方!」のページをご覧くださいね!
【徹底解説】結納返しに関する意味や行うタイミングとマナー!
「結納返しに際して、必要な物って!?」「そもそも、いつのタイミングで行うの?」と分からないことがあり過ぎて悲鳴を上げたくなりますよね。
結納返しには、「地域によっての考え方」や「実施の際のマナー」が存在するんですよ!
そうとはいえ、結納返しにおけるマナーや地域ごとの考え方を理解してしまえば、何ら難しいものではありませんので安心して下さい。
この後、結納返しにおける地域ごとの考え方の相違点やマナー、タイミングについてご案内します!
もともと 結納返しってどんなもの!?
以前は、お嫁に来る女性へ、嫁ぐ際の準備品の一つでもある「着物」や「帯の生地」を贈り、それのお返しとして男性へ「袴」を渡していたものが「結納返し」なんですよ。
それが現在では、「袴」や「着物」を着る機会が減ったため、男性側からの結納品においては「現金」を贈るケースが増え、女性からのお返しにも「お金」や「品物」を用意するのが主流になってきました。
結納の際に渡す物やお返しの品物は、時代と共に変化しましたが「いただいた物への御礼」や「末永くよろしくお願いします」と伝える事に変わりはないので、そういった想いを込めて用意をして下さいね。
結納返しにはこんなマナーがある!
結納返しには、お金や品物を用意する場合のマナーがあるのをご存じですか?
地域によっての結納返しへの考え方の違いや、贈って良い品物についてご案内しますね。
【結納返しに関しての地域別のマナー】
関東や東北地域では「両家は同格」と考えられ、結納返しにおける相場は、お金や結納品の「半額分」を贈るのがマナーです。
関西や九州の地域では、「男性側が格上(婿養子の場合はその逆)」と考えられ、結納返しにおける相場は、お金や結納品の「1割程度or 無し」とするのがマナーです。
新郎が関西地域、新婦が関東出身など、マナーが異なる地域の場合の結納返しにおいては、男性側(婿養子の場合は女性側)の出身地に合わせる事がほとんどですが、大切なお祝い事ですので、失礼がないよう親族間で相談をしてみて下さいね。
【結納返しに品物を贈る場合のマナー】
結納返しとして品物を用意するなら、「婚約指輪に相当する物」で、なおかつ「消耗品でないモノ」を贈りましょう!
【結納返しに現金を贈る場合のマナー】
結納は、大切なお祝い事の一つですので、結納返しとして現金を用意するなら「死」や「苦しむ」といった言葉を連想させる「40万円」や「90万円」などの数字を使う金額は避けて贈りましょうね。
続いては、結納返しとは、いつまでに行うべきなのか御紹介しましょう。
いつ行うの!?結納返しのタイミングは何を重要視するかで変わる!
結納返しに関して、いつのタイミングで行うかは、家族間での話し合いによって決定するのがおすすめです。
本来であれば、結納返しとは「結納とは別日」で行うのが正式な流れでした。
そうとはいえ、最近では、結納返しを別日にすると新たに日程調整に時間が掛かる事などから、両家の手間を省くことを優先して、同日で行うことが増えているんですよ。
結納当日に行わない場合の結納返しにおいて、いつのタイミングで行うかは親族の考え方にもよりますが、仲人は立てずに両家だけで別日で行うことで、顔を何度も合わせる事になり「家族間の絆が深まる」という利点がありますよね。
結納返しに関して、いつのタイミングで行うのがいいかは、親族間で話合いの場を設けてみる事をおすすめします!
別日での結納返しとする場合、「いつまでに行う」という明確な決まりはありませんが、「結婚式の2~3週間前まで」には執り行って下さいね。
何を準備する!?結納返しにおいて必要な目録やその他のセットと略式の場合との違い!
結納返しにおいては、目録だけでなく、その他にも準備をしなければいけないセットがあるんですよ。
結納返しに際して必要になる品物と、一つ一つの品の意味を見ていきましょう!
必要なセットって!?結納返しにはこれを用意!
新婦側が用意をする結納返し一式は、新郎側が準備をした「結納品セット」の内容によって変わってきます。
例えば、男性側の結納品一式に目録がない場合には、女性側もそれに合わせた結納返しのセットを用意するようにしましょう。
結納返しにおける品物は、関東と関西地域では、お渡しをする際に使う「水引」や「品物」に違いがありますので、それについてもご紹介していきますね。
結納返しに際して必要になるセットをご案内します!
【結納返しにおいて必要なセット】
関西地域の結納返しに際して使われる水引は「肴料=梅」、「酒料=竹」を付けるのが一般的なんですよ。
結納返しにおける品物は、割り切れない個数を渡すのが良いとされていますので、7品 又は 9品か それ以上をお渡ししてくださいね。
続いては、略式結納で必要になるセットを見ていきましょう。
略式の場合の結納返しには目録が付かない!?
略式の結納返しにおいては、「目録を無し」にして「縁起物の個数も減らして」準備をするのが一般的な考え方なんですよ。
略式の場合に用意をする結納返しの品物は、いくつ準備をすればいいかご存じですか?
略式といっても、結納という結婚に対する大切な儀式の一つですので、お返しは「3点」ないしは「5点」の割り切れない個数を用意するのが良いんです。
略式の結納返しとして必要になるセットを見ていきましょう!
【略式の結納返しにおいて必要なセット】
両家の話合いなどで、「略式での結納返しの品は、一番コンパクトな用意でいい!」と言われたら、のし・御袴料・末広の3品の準備をするケースがほとんどになります。
そうとは言え、間違いがあっては大変ですので、念のため「コンパクトな品物で」と言われた場合にも、結納返しの品物は何を用意するのがいいか、具体的にと一つ一つ両家で確認をした方が安心ですね!
結納返しで用意する目録の書き方!
「結納返しにおいての目録って自分で書くの!?書き方なんてわからない…」と不安になりますよね。
デパートやネットで結納返しの品を購入すると目録もセットで付いてくるんですよ!
ですので、「目録は紙を購入して、折って ゼロからスタート!」なんて事はないので安心して下さい。
【結納返しに際して用意する目録の書き方】
通常、デパートやネットなどで購入をした目録は縦に3等分されていますので、その線を目印に「目録」の文字や「結納返しにおいて渡す品物名」を書いていきます。
①目録の紙を3等分にした折り目の一番右側に、「目録」と大きく記載をする。
書き方のコツは、「目録」と記載する場所は、紙の中心に大きめの文字で書くとバランス良く見えますよ。
②目録の紙を3等分にした折り目の真ん中に、「結納返しにおいて贈る品物名」を記載する。
箇条書きのように【一】(漢数字のいち)と書いた後に、結納返しにおいて贈る品物名を書いていきます。
一 熨斗 壱連
一 末廣 壱対
一 御袴料 壱封
結納返しに際してお渡しをする縁起物や御袴料など、全ての品名を目録に記載していきましょう。
右之通幾久敷芽出度 御寿納被下度候也
(みぎのとおり いくひさしく めでたく ごじゅのうくだされたく そうろうなり)
〇年〇月 吉日
また、目録に記載する結納返しにおいての品物名は、おめでたい席という事もあり、当て字を使い書くのが正式なマナーなんですよ。
例えば、結納返しとして時計を贈る場合の書き方としては、「十慶」と記すなど、お祝い事らしい「おめでたい気持ちを表した漢字」で表記をするのがマナーとされています。
結納返しに関する地域別のマナーや準備、実施するタイミングはいつなのかの頭の整理はできましたか?
素敵な1日にするためには、結納やお返しについて、「どんな事をするのか」「どういった意味合いがあるものなのか」を知る事が大事です!
結納やお返しについての知識を身に付けて、ぜひ、思い出に残る1日をお過ごしくださいね。