ウェディングブーケの種類や相場【生花・造花】と手作りでの作り方!
結婚式の花嫁に欠かせないウェディングブーケ。
ドレスが決まった後は、どんなウェディングブーケにしようかと、ワクワクしながら悩んでしまう大切なアイテムです。
ウェディングブーケにはどのような種類があって、相場は幾らくらいなのか。
また、ウェディングブーケの手作りを考えているプレ花嫁に、作り方なども紹介いたします。
ウェディングブーケの種類はどのくらいあるの?
ウェディングブーケと一言で言っても、型や素材など様々です。
具体的に、ウェディングブーケにはどのような種類があるのでしょう?
ウェディングブーケの型は主に5種類!
ウェディングブーケの型には、主にラウンド・キャスケード・セミキャスケードや、クラッチ・ボールの5種類があります。
ウェディングブーケの型の種類は、「ドレスとの相性」や「どんな雰囲気の花嫁になりたいか」というイメージで決めるのがおすすめです。
ウェディングブーケの素材は主に4種類から選ぶ!
ウェディングブーケの素材には、生花・造花(アートフラワー)と、ドライフラワー・プリザーブドフラワーの4種類があります。
素材の種類によって色合いや風合いが変わり、クラシカルだったり、ナチュラルだったりと、ウェディングブーケの表情も変わるのでこちらもしっかり選ぶようにしましょう。
プレ花嫁必見!一番人気の種類はナチュラルに束ねたクラッチ型のウェディングブーケ!
まずは今、一番人気のあるクラッチ型のウェディングブーケの魅力から紹介します。
クラッチ型のウェディングブーケは他の種類よりどこが魅力なの?
今、とにかく一番人気が高いのは、ナチュラルタイプのウェディングブーケです。
束ねただけのクラッチ型ウェディングブーケは、まさにそんなナチュラル志向のニーズにぴったり!
以前は、ブーケホルダーに花を挿して作るウェディングブーケが主体でした。
前述の種類で言えば、ラウンド型・キャスケード型・セミキャスケード型がブーケホルダーを土台にしたウェディングブーケです。
ブーケホルダーに挿したウェディングブーケも、もちろん花材や挿し方でナチュラル感は出ますが、全体的に丸いフォルムが、クラッチ型に比べると堅苦しく感じるのでしょう。
クラッチ型のウェディングブーケは、一見したところ、無造作に束ねられていながらお洒落感もあり!
そのナチュラルな雰囲気が、花嫁に大人気の理由です。
また、ブーケホルダーに挿すブーケよりも、大きく大胆な形で、個性的に表現出来るのもクラッチ型のウェディングブーケだからこそ!
クラッチ型のウェディングブーケは他の種類のブーケより持つのが大変?
クラッチ型のウェディングブーケ、実は、手の小さな花嫁は持っているのが大変なのです。
結婚式当日は、ドレスの裾とブーケを一緒に片手に持って、バージンロードを歩くシーンもあります。
クラッチ型のウェディングブーケは、花の茎が何本も束になったものを持つので、手が小さいとなかなか困難です。
ドライフラワーを使って作るウェディングブーケが大人気!
今は大人気のドライフラワーですが、それでウェディングブーケを作るなんて、ひと昔前には考えてもいませんでした。
「ドライフラワー」=「枯れた花」なんて連想されていたからでしょうね。
おめでたい結婚式にはふさわしくないと、ご家族から言われていました。
ドライフラワーは、決して枯れた花ではないのですが!
個性的でお洒落なのはドライフラワーで作ったウェディングブーケ!
ドライフラワーのウェディングブーケは、クラッチ型に使用されることも多く最近とても人気。
スモーキーな色合いが独特ですが、中には染色で鮮やかに色付けされたものもあります。
生花のブーケでは出せない、個性的なナチュラル感を求める「お洒落な花嫁」に大変人気です。
生花とドライフラワーがコラボしたウェディングブーケもある!
生花のウェディングブーケを作る際、生花だけでは表現出来ない色合いを、ドライフラワーで取り入れて、コラボして作ったウェディングブーケも素敵です。
意外と、ドライフラワーが生花にふんわり溶け込んで、違和感なく絶妙な挿し色になってくれます。
クラッチ以外にブーケホルダーを使った種類のウェディングブーケも根強い人気!
もちろん、ブーケホルダーを使ったウェディングブーケもニーズの高さは変わりません。
クラッチ型以外のウェディングブーケも紹介していきますね。
ナチュラル好きに人気の種類はラウンド型のウェディングブーケ!
ラウンド型のウェディングブーケは、ころんとした半円型で可愛らしく、ナチュラル系やキュートな雰囲気が好きな花嫁に人気。
ウェストラインから裾にかけてボリュームがあり、ふんわり大きく広がった、プリンセスラインのウェディングドレスにラウンド型のウェディングブーケはよく似合います。
エレガントな種類といえばキャスケード型のウェディングブーケが断トツ!
キャスケード型のウェディングブーケは、花やグリーンが垂れ下がり、長さのあるタイプで大人っぽい雰囲気です。
キャスケード型のウェディングブーケに対して、ユリを使ったイメージをお持ちの方も多いのではありませんか?
Aラインドレス(上半身はすっきりしたラインで、ウェストラインから裾に向けて「A」の形が特徴)に、キャスケード型のウェディングブーケはとても似合います。
また、マーメイドタイプのドレス(人魚姫のように膝まではぴったり、膝下辺りからボリュームのあるドレス)を着た、背の高い花嫁にもおすすめです。
大人可愛い種類といえばセミキャスケード型のウェディングブーケ!
セミキャスケード型のウェディングブーケは、キャスケードほどブーケ下方に長さを出さず、ラウンド型よりは若干長く花材を挿したスタイル。
いわゆる「大人可愛い」雰囲気が好きな花嫁にセミキャスケード型のウェディングブーケはとても人気です。
ドレスラインも、プリンセスラインやAライン問わず、セミキャスケード型なら合わせやすいのもいいですね。
和装に最適なウェディングブーケの種類はボール型!
ボールブーケは、その名の通り球体型で、主に和装の時のウェディングブーケとして人気です。
ボール型のウェディングブーケは、手の入る輪っかを組紐など和テイストの紐で作りトップに取り付けます。
すると、巾着袋を持つようなスタイルでブーケを持てるので和装にぴったり。
ウェディングブーケでオリジナリティも出せる種類がある
主に人気5種類のウェディングブーケの型を紹介しましたが、オリジナルで作成するウェディングブーケのニーズも多く、リース型やハート型も人気です。
ディズニー好きの花嫁であれば、ミッキーマウスの形のウェディングブーケをリクエストする場合もあります。
他にも、ティアドロップ型・クレッセント型・アーム型等、ウェディングブーケの型の種類は様々です。
生花や造花のウェディングブーケも人気!プリザーブドフラワーは!?
今は、ドライフラワーのウェディングブーケの人気が高まっていますが、もちろん、生花や造花、プリザーブドフラワーの人気も負けてはいません。
特別感が抜群!生花で作ったウェディングブーケ
生花のウェディングブーケは、やはり変わらず人気の高い素材です。
実際、生花のウェディングブーケを手に持ってみると瑞々しく、結婚式当日に最もふさわしいと思える存在感を放ちます。
また、当日は緊張感でいっぱいの花嫁も、ウェディングブーケの生花からの香りで気持ちがふわっと癒されることでしょう。
この香りの癒しは、生花のウェディングブーケにしかありません!
軽くて持ちやすいウェディングブーケが希望なら造花!
造花は、以前であればいかにも「造り物の花」という感じでした。
しかし、現在は近くで見ても、まるで生花のようなクオリティの高い商品がたくさんあるんですよ!。
造花のウェディングブーケの場合、軽いこと、枯れないこと、そのまま保存できることは、生花とはまた違ったメリットになります。
なんといっても、造花のウェディングブーケは、持っている最中どこかに当たっても、花が痛まないので安心でしょう。
プリザーブドフラワーのウェディングブーケで上質感をアップしよう!
プリザーブドフラワーのウェディングブーケは、生花に近い瑞々しさもあるのに軽くて保存も出来ます。
ドライフラワーのウェディングブーケのようなカサカサした乾燥感はなく、見た目も上質な感じが良いですね。
プリザーブドフラワーはもともと着色料を吸い上げさせているので、ブラックやブルーなど、生花では出せない色もあるのが特徴となります。
プリザーブドフラワーのバラの花びらを1枚ずつ剥がしてから、円形の台紙に1枚ずつ貼り、大きなバラの形を再現した「メリアブーケ」も一時人気がありました。
ただプリザーブドフラワーのウェディングブーケは意外に脆く、とてもデリケートで、花びらの先端に少し強く手が触れたりすると、すぐに欠けてしまうのが難点です。
ウェディングブーケの相場はどのくらい?
ウェディングブーケの相場は、種類によって違います。
また、近年は格安ウェディングブーケのネット販売も盛んです。
今回ご紹介する相場は、格安~通常(ホテルや結婚式場・正規花店)での価格としています。
ウェディングブーケの相場一覧!?
ウェディングブーケの相場はなぜ種類で異なるのか!?
ウェディングブーケの相場が種類によって異なるのは、使用する花材の量や種類によるもの。
また、相場的には最も高価なウェディングブーケであるキャスケードブーケと、比較的安価なラウンドブーケでは、花材の量だけでなく作り方も違います。
例えば、キャスケードブーケの最も先端の長い花材の茎は、花嫁がブーケを持って歩いている時に、足に当たって折れないよう、1本ずつにワイヤリング(茎をワイヤーで巻いて補強すること)が必要なのです。
ひとつのウェディングブーケを作成する時間もラウンドブーケよりかかり、上級技術を要するので、当然、相場も高くなるというわけ!
また、キャスケードのウェディングブーケは下方に長さを出す為に、他の種類よりも花材をたくさん使います。
花材の量が多くなれば、当然、その相場も高くなるということですね。
花材の種類も、相場の高い胡蝶蘭や、希少なジャスミン、ユーチャリスなどを希望すれば、ウェディングブーケの価格が高くなるわけです。
今、流行りの手作りウェディングブーケの作り方!
今、流行りである手作りでのウェディングブーケを作ろうと思っている、プレ花嫁も少なくないでしょう。
ひとつくらい自分の手でアイテムを作って、思い出に残したいという気持ちや、予算カットの目的なども、手作りウェディングブーケの人気の理由です。
手作りウェディングブーケに合うのは造花とドライフラワー!?
ウェディングブーケを手作りするなら、やはり、傷んだり枯れたりする心配のない、造花やドライフラワーがおすすめ。
初めてのウェディングブーケの手作りで、何度かやり直している間に、花材が傷んだり壊れたりしたらもったいないですよね。
生花の手作りウェディングブーケはハードルが高い!
生花でウェディングブーケを手作りしようと思えば、せめて「結婚式前日」もしくは「当日朝」の作成が必要でしょう。
プロであれば全く問題ありませんが、そうでなければ、生花でのウェディングブーケの手作りはかなり高いハードルです。
せっかく手作りして持込んだ生花のウェディングブーケが、当日のお開きを待たずに、花が痛んだり、ブーケホルダーから花が抜け落ちたりと残念な結果に終わってしまうことも!
ウェディングブーケを生花で手作りする時は、しっかり水揚げした花材を使い、ブーケホルダーに挿す茎はグルーガンで固定して、冷蔵庫や涼しいところで保存して下さいね。
プリザーブドフラワーでウェディングブーケを手作りするのはデリケート!
プリザーブドフラワーは花びらが脆く、手作りする場合、作り方や取り扱いもかなり繊細です。
そして、1輪ずつのボリュームを出すための技術がなければ、見栄えの良いウェディングブーケを手作り出来ません。
さらに、プリザーブドフラワーは一輪ずつの価格も意外と高価なので、ボリュームを出そうと思うと、かなりの予算になってしまうでしょう。
一番人気で簡単!クラッチ型のウェディングブーケの作り方
手作りブーケの作り方は、クラッチブーケが一番簡単でおすすめです。
【手作りでのクラッチ型のウェディングブーケの作り方】
① 好きな花を用意し、生花ならしっかり水揚げをしておく。
② 花の茎についた葉は取っておく。
③ 手のひらの上で茎が螺旋状になるよう花を束ねる。
④ 束ねたらフローラルテープや麻紐で巻いて固定する。
⑤ 固定したところに好みのリボンを巻いて仕上げる。
クラッチブーケの魅力は、作り方も簡単、そして花だけでなく、リボンでウェディングブーケの存在感をアップ出来るところ。
リボンも2~3種類の色違いや質感違いのものを用意し、ウェディングブーケをお洒落に仕上げてみてはいかがでしょうか。
また、花を束ねる時には花に高低差をつけると、よりナチュラルな手作りウェディングブーケになってプロっぽい!
造花を取り揃えたお店に併設された教室で、作り方を先生に教えてもらいながら、手作りオリジナルウェディングブーケを作成してくる花嫁もいますよ。
店舗にあるたくさんの種類の造花から、好きな花材を自分でピックアップ出来るのは魅力的だし、隣にプロがいて作り方を教えてくれたら、初めての手作りウェディングブーケでも安心!
ウェディングブーケのその後の保存方法や加工はどうすればいい?
結婚式が無事にお開きになったら、その後はウェディングブーケをどのように保存しておくのが良いのでしょうか。
生花以外のウェディングブーケはそのまま飾って保存!
造花やドライフラワー・プリザーブドフラワーで作ったウェディングブーケでしたら、そのまま持ち帰って、新居に飾って保存しておくのがベスト。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーは置き場所によって色の劣化もあるので、なるべく、直射日光が当たらないような場所に飾って保存して下さいね。
ウェディングブーケリメイクという保存方法もある!
ウェディングブーケリメイクという言葉、聞いたことありますか?
ウェディングブーケの形のままでは新居にも飾りにくいという場合、ブーケ自体は解体して、その花を別の形にリメイクして残しておく方法です。
ガラスの器に花部分だけを詰めて飾ったり、厚みのあるフレームに並べたり、新たな形で、その後も結婚式の思い出を楽しめるというのは素敵ですね。
作り方に不安があれば、ウェディングブーケリメイクの教室もありますよ。
生花のウェディングブーケの保存方法は?
生花のウェディングブーケは、涼しい場所で、水を与えて保存してあげなくてはいけません。
生花のウェディングブーケは、儚い命とも言えます。
だからこそ、結婚式という特別な日にもふさわしいのでしょう。
そんなウェディングブーケ、その後、どのように保存すれば少しでも長持ちをするのかというと、まず涼しい場所に置きます。
暑い時期は、室内がエアコンで涼しいので、生花のウェディングブーケでも意外と保つのです。
かえって寒い時期は暖房をかけている為、ウェディングブーケの生花にとっては悪環境となります。
冬場、暖房のきいた家の場合は、玄関など、室温が高くないところに生花のウェディングブーケを置いてあげて下さい。
クラッチブーケの場合は、水を入れた花瓶にそのまま挿して その後も楽しめます。
しかし、ブーケホルダーに挿して作成したウェディングブーケの場合は、ホルダーの持ち手部分を、空の花瓶に入れて飾りましょう。
花の重みに耐えられるような、大きめで重たい花瓶でなければ倒れてしまうので注意が必要です!
お水は花の茎の隙間から、ブーケホルダーのオアシス部分にコップなどで注いであげれば、その後も何日間か楽しめます。
生花のウェディングブーケを押し花加工で保存するのもおすすめ!
生花のウェディングブーケは、押し花の状態に加工して、額に入れてインテリアとして残すことも可能です。
自分では、花びらの色を綺麗なまま押し花として保存するのは難しいでしょう。
そういう場合には、押し花加工をしてくれる業者さんに、ウェディングブーケをそのまま郵送してお願いできます。
その他、ほとんどのホテルや結婚式場では、生花のウェディングブーケの押し花加工を対応してくれるので安心です。
ウェディングブーケの生花が痛まないうちに、結婚式当日か翌日までには預けましょう。
ウェディングブーケそのままの大きさで加工するわけではありませんが、「こういうブーケだった」と、その後も思い出せるような形で額に残してくれるのは嬉しいですね。
ウェディングブーケを決めるのもプレ花嫁の楽しみ!
ウェディングブーケの種類と相場や、手作りでの作り方・保存方法などを紹介してまいりました。
ウェディングドレスと同じように、ウェディングブーケは結婚式での大切なアイテムです。
思い残すことがないように、たっぷり時間をかけて、あなただけの、あなたらしいウェディングブーケを探してみて下さい。
ウェディングドレスが白だからといって、ウェディングブーケも白にしなくてはいけないということもありません。
ドレスが白だからこそ、ウェディングブーケはどんな色合いでも映えますよ。
最高の一日を、素晴らしいウェディングブーケと共に過ごして下さいね!